シンプルなプロセス

ビタミンE精製

  • 分離精製
  • 分離精製

    製品の回収率、純度、操作性に優れております。

    ビタミンE精製

    自然界に存在するビタミンEには、飽和側鎖を有するトコフェロールと不飽和側鎖を有するトコトリエノールがあり、クロマン環に位置するメチル基の数により、それぞれ4種の異性体(α-,β-,γ-,δ-トコフェロールおよびトコトリエノール)が存在します。トコフェロールの精製にはイオン交換樹脂法として強塩基性陰イオン交換樹脂に吸着させ溶離剤にて回収する手法が知られており、溶離に際しては各異性体の溶出傾向(α→β,ɤ→δ)から溶出区分の選択を行うことができます。
    また、メタクリル系合成吸着剤では溶離順がトコフェロール群とトコトリエノール群に大別できることより、機能性物質であるトコトリエノール類を擬似移動床法でのクロマト分離技術で高純度化することが可能となります。具体的にはHPLCの分析結果を踏まえ、工業用分離剤にて単カラム検討を実施して、分離対象成分の溶離プロファイルを作成し、シミュレーション解析により運転条件を選定します。更にはシミュレーション結果をベースに試験装置による連続分離運転を行い実液による分離性能を確認検証し、最終的には弊社独自のスケールアップ技術を基に設備化までのサポートを致します。

    特徴

    高純度トコトリエノール(トコフェロールとトコトリエノール)の分離技術検討事例を記します。

    用途

     ビタミンEの精製
     ビタミンE類の高純度化

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